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館内に入ると、そこはリフレクションが永遠につづく鏡の間。無限に広がる視界を楽しみながら次の部屋にいくと、そこにいた多くの人がこれを引いてヴェネツイアに上陸したであろうスーツケースが床に並べられ、NASAのスペーススーツを着た宇宙飛行士が上方からその光景を見下ろしている。ほかにも宇宙飛行士の格好をしたマネキンが会場のあちこちに置かれているが、顔が溶けていたり、不気味に横たわっていたりと、どれもこれも死のにおいが漂う。ここには見る者を制圧するような巨大な作品は何一つとしてないのだが、未来の悲劇を暗示するように、形骸化したオブジェが白い空間と一体となって静かに存在する。