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最後に一言・・・
世の中は不況の真っ只中だというのに、このタイミングでここまでバブリーなギャラリーがオープンするとはブッたまげたもんだ。このスケールにこの作品、そしてこの作家陣!誰一人として知らぬ作家がいないという恥ずかしいまでのメインストリームぶり。チャールズ・サーチみたいに開拓精神やプロモーター魂を売りにするコレクターが結構いるなか、ピノーの好みは珍しいまでにストライクゾーンだ。フランチェスコ・ボナーミなど超デキるキュレーターを使っているわりには、その個性(知性?)がまったく感じられない。美術館のように、いや美術館以上に立派なコレクションなのだが、コンテクストもなければ解説もまったくなし。教育の匂いゼロ。思考を刺激するスパイスもなし。漂ってくるのは「フランソワ・ピノー・コレクション」を築き上げた底なしの財力。金の匂い。ロンドンやNYのトップ画廊からピノーの倉庫へ、ヴェネツイアやベルリンのビエンナーレ会場からピノーの倉庫へと流れる物の動き。
その商談の陰で弾けるシャンパンのコルクと拍手喝さい。新しくオープンしたPunta della Doganaの展示は、建物の美しさに引き込まれ、作品のバブリーさに感心している間に見終わってしまったが、メッセージ性のない展示を延々と観続けるのは苦痛なもので、Palazzo Grassiの方はほんの気持ちだけさらっと観た。豪華だけど薄っぺらい。アートバブルの象徴。2008年までの動きの総決算。この展示はそういった意味で見る価値大かもしれない。ま、もちろん、目の保養としても一級品ならば、有名な作品もゴロゴロしているし、安藤氏の建築は素晴らしいが。



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