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10月27日 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
アート・フェア4つに、ターナー賞2005、今年の展覧会ハイライトが一斉に始まった先週。先日このコーナーで、「この秋のお薦め」として紹介したイベントにもさっそく行ってきましたので、とりあえずご一報を。
もちろんビジネスも順調だったようで、ロンドンの大手、リッソン・ギャラリーの代表によると、4日間での売上は「2ミリオンポンド(約4億1千万円)くらい」。フェア全体の総売上げも、「昨年の26ミリオンポンド(約53億円)を上回るだろう」と予想されている。詳しくはまたそのうち。10月24日に終了。団体のサイトへ。
ブースの一角に、リビングルームのようにアームチェアとテーブルが置かれ、「受話器を上げて下さい」とメッセージが書かれていた、この妙な作品。受話器を上げてみると、リリーなる女性が電話口に出て、「私の身の上話を聞きたいですか?」などと聞いてくる。何だが訳がわからぬまま話を聞き、一体これは何なのかと聞き返してみると、自分のことを説明するテレフォンサービス形式の作品だとか。非売品ゆえに商売にはまったくならなかったようだが、展示としては今回最もインパクトがあったのではないだろうか。10月24日に終了。団体のサイトへ。
しかし内装はモダンになったものの、「ベッドの上で蚤の市」という印象は残念ながら健在。「ベッドを使わなきゃ置く場所がない」「トイレでさえ無駄にはできない」というムードがありありと感じられたが、なかにはそれを逆手に取ってしまう賢いギャラリーもあり、フランスのギャラリー、Eric Mircherでは洗面台を効果的に活用。悩める「イノシシ人間」の彫刻を置いてシュールな演出を試みていました。10月24日終了。団体のサイトへ。 ここで東京から取材に来ていたタグボートのアスカさんにお会いしました。私がパーティーに明け暮れていた間、アスカさんは毎晩ロンドンからレポートを送っていたと聞き愕然!本当に、頭が下がる思いでした。アスカさんのレポートはこちらで読めます。写真も沢山掲載されています。
でも、やはり、有名キュレーターが太鼓判を押す作家だけのことはある。カジュアルながらも出来がいい。場所が変われば、まただいぶ違って見えることだろう…と思いながら、ジグマー・ポルケの反転版のような沢柳英行氏の立体に見入ってしまった。木の板に小さな穴を何万個も開けて作った、非常に精巧なつくりの男性像でした。こちらの詳細もまた後ほど。団体のサイトへ。
今回の展示品は、半分がバンクシー自身が描いた油彩で、残りの半分が買った絵画に操作を加えたもの。前者はゴッホやウォーホールなどを真似た油彩で、後者は金メッキの額に入ったオールドマスターズ風の油彩に彼が部分的に手を加えたもの。値段は一点約300万〜500万円で、一般公開の前にすべて完売。購入者にはデミアン・ハーストやポール・スミスらがいる。10月24日に終了。詳しくは作家のサイトで。
「ゴヤとコラボしたんだよ」とは、取材陣に囲まれていたディノスのコメント。一体どうしたら死んだ画家とコラボができる、用語が間違っているだろうと思いながら聞いてみると、「そんなの超〜簡単さ。ま、あっちは気づいてないかも知れないけどね」と、にんまりと笑って返事。この悪ガキ的頭脳プレーは、作品の説明に「Eighty … improved etching」と、「進歩した」「価値を上げた」「価格を上げた」という意味を持つ「improved」が入っているところにも匂う。実際、あるジャーナリストが自分の行為をヴァンダリズムだと思わないかと聞くと、「価値が上がっているんだからそう思わない」と一言。12月3日まで。詳細はこちらで。
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| 10月13日 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
アートフェア3本が同時開催される今月は、ロンドンのアートイベントが最も活発になる時期。fogless一押しの展示&イベントを選んでみました。
2. Rachel Whiteread @ Tate Modern 展示についてはレビューをご覧下さい。10月11日から4月2日まで。詳細はこちらで。 3. Francis Alys@ Artangel + National Portrait Gallery 展示についてはレビューをご覧下さい。9月28日から11月20日まで。詳細はこちらで。 4. Turner prize show @ Tate Britain 今年もいよいよターナー賞レースの時期。今年の候補4名は、政治や社会情勢への言及が目立った去年に比べのんびりムードの堅実派作家たち。筆遣いにこだわる正統派画家のジリアン・カーネギー、物のルーツや生産過程を立体や映像通じてたどるサイモン・スターリング、オップアートをガムテープ美学で包んだジム・ランビー、時間や歴史に関心を向けるダレン・アーモンド。どんな展示になるのかが楽しみ。10月18日〜1月22日まで。詳細はこちらで。6月3日付けの日誌もご参考に。
フリーズの強みといえば、アートフェアらしからぬコミッションワーク。今年はアンドレア・ジッテル、ミヒャエル・ボイトラーら作家10組が参加、そのうち4組は一般が参加できるツアー形式の作品を発表するとか。また、今年から新たに大学卒業後5年以内の若手を対象としたアワード「The Cartier Award」が設立され(テートへの寄付はどうもなくなったみたい)、受賞者には来年のフリーズアートフェアでの発表の機会が与えられるほか、デルフィナスタジオ財団での3ヶ月のレジデンシー、制作費1万ポンドなどが提供される。10月21日から24日まで。詳細はこちらで。 6. Pilot 2 @ Farmiloes Building 去年からスタートしたこのイベントは、英国はもとより北南米、アジア、アフリカなど世界各地のキュレーターや評論家に、「これぞ!」という若手作家1名をそれぞれ選出してもらい、それらの作家が展示を行うという一風変わったイベント。今年は会場を、不便という声の高かったライムハウスからロンドン中心部のクラーケンウェルに移し、去年建築ビエンナーレが開かれたFarmiloesで開催。 参加アーティスト約75組のうち、気になるのが今年のヴェネツィア・ビエンナーレにも参加しているセンター・オブ・アテンション、去年のイースト・インターナショナルにノミネートされたアリシア・パズ、ヴィクトリアミロギャラリーなどでの展示経験をもつラース・ニルソンあたり。日本人作家はロンドン在住のサキサトムさんと澤柳英行さんのふたりが参加。10月21日から24日まで。詳細はこちらで。
一方、ホテルの客室を利用したアメリカ生れのスコープ・ロンドンは、NY、トロント、ベルリン、パリ、マドリッドなど様々な都市から集まった42団体・個人が参加。今年は会場をリージェント・パークからトラファルガー広場方面に移し、フィリップ・スタルクのモダンシックなデザインで有名なセント・マーティンズ・レーンがその会場。ズー・アート・フェアは10月20日から24日まで。スコープ・ロンドンは10月21日から24日まで。 8
Paul McCarthy @ Whitechapel Art Gallery 10
Jason Rhoades @ Hauser & Wirth | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 10月13日 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
『DAZED&Excite』に、リヴァプールFACTの「Rock
the Future」展に出品中のるさんちまんへのインタビュー記事が掲載されました。先日のfoglessの記事では触れなかった名前の由来などについて聞いてみました。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 10月7日 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
サーチギャラリーの移転表明からまだわずか十日たらずだが、先週までの内輪喧嘩が裁判沙汰となり、建物のオーナーの白山殖産とギャラリーの関係が急速に悪化している。 写真と若手の一体どこがいけない?なぜこれが問題に?と疑問を抱く方もいるかもしれないが、主要作品を欠く「低コスト美術館」にされてしまっては来館者数ががた落ち。カウンティーホールではテナントの売上高に応じて賃料が決まる歩合賃料制が取られているようなので、建物のオーナーとしては有難くないということになるのだろう。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 10月3日 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
久々にレビューを二本書きました。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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fogless.net
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