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ガストロ・パブがトレンディなこの頃。「胃」という意味をもつガストロ(gastro)とパブ(pub)が合体したこの言葉、胃袋志向の、もう少しエレガントに言うと、美食志向のパブを示す。地下鉄Chalk Farm駅とCamden Town駅を結ぶエリアにはこの手のパブが珍しくなく、その中でも一押しなのが、ここLansdowneだ。 オープンスタイルの厨房内をシェフが行き来する店内には、イギリスのパブというよりは、むしろ大陸のタバーナやビストロといった豪快な雰囲気が漂う。アーティストや小説家が集まるPrimrose Hillに近いだけあって、来る客もカジュアルながらどこかおしゃれだ。飲んでいるものも、ワインの他にはHoogardenなどのライトビールが目立ち、やはりそこいらのパブとはちょっと違う。 肝心の料理はというと、一品料理メニューの割には、味の方はかなり本格的だ。魚貝とハーブの香りのきいたオリーブオイルにコシのあるリングィネパスタを絡めたボンゴレ、こんがりと焼いた身にミントソースをたっぷり乗せたラムチョップなど、パブにしてはディーテールに凝っている。値段も一品6〜10ポンド前後と、レストランに行くよりはずっとお得。 一番混む春から夏にかけては、確実の線をねらう方には、予約の出来る2階のレストランをお勧めする。また、この時期には店の前にベンチが並び、外で涼みながら一杯やれるオプションもあるのでお忘れなく。もちろん、席があればのことですが・・・ トコ、2001年5月 |