今週のチョイスは、前回のおすすめの最後でちょっとだけ触れた「Masters of Colour: Drain to Kandinsky」。開催場所はロイヤル・アカデミーで、色の達人というテーマのもとコレクターであるWerner
and Gabrielle Merzbacker夫妻が所有する作品を展示。
Masters of Colour: Drain to Kandinsky 02/07/27-02/11/17、Royal Academy
of Arts
8月27日
展覧会レビュー
レビューを一本アップしました。作家はスペイン人女性アーティスト、エスター・プラナス(Esther Planas)で、イーストエンドのFive
Yearsで先月開かれた「D.
S. Number 4」展から。子供の頃好きだった物やアニメのキャラを集めたインスタレーションは一見とっても無邪気。でもよく見ると、その裏にはアンダーグラウンドな世界が…。
さて、ここEntwistleでのショーはギャラリーアーティストによるグループ展。収納庫から取り出してきたような即席風のわりには、見ごたえはなかなかのもの。まずは、サーチの「I
am a Camera」に出てたJason Brook。アクリル画は白黒からカラーに変わってたものの、相変わらずのフォトリアリストぶりに舌を巻いてしまう。それから、アナザーワールドっぽい風景写真のDan
Holdsworth。たぶん、去年バービカンで紹介されてたものだと思う。そして一番印象に残ったPatty Chang。鏡に映るリフレクションと現実が入り混じった写真はとっても神秘的で惹きつけられる。
お次は一本隣の道にあるRocket。ベルリンのギャラリーとの交換プログラム「Berlin / London / Minimal」が催されていた。タイトルが語るとおりミニマルな作品が所狭しと並ぶグループ展で、デザインや建築との接点が見え隠れし結構おもしろい。Gerold
Millersの絵のないフレームはモダン調インテリア小物みたいだし、Stefan Eberstadtのチップボードでできた立体は平屋型マンションの模型みたい。他にもオップアートや構成主義にルーツを辿れそうなものがあったりで、一口にミニマルといえどもバラエティのある取り合わせ。
最後はヨーロピアン風レストランが並ぶHeddon StreetにあるSadie Coles HQ。こちらの催しも交換プログラムで、お相手はイスラエルのギャラリー。アーティストはみな25歳から30歳くらいの若手。作品は絵画、ドローイング、ビデオやCGなどで、全体的にかなりポップな感じ。なかでも一番強烈だったのは、断面割りしたビルのなかにミニチュア人間がじゃうじゃといるEliezer
Sonnenscheinの「Artschool」。アイコンで出来上がったようなその世界は、まるでシムタワーを見ている感じ。
ざっと三件見てかかった時間は約40分。場所も便利なので観光やショッピングのついでに足をのばしてみませんか?まだまだ観たりないって人にはRoyal
Academyの「Masters of Colour」もお勧めだったり。おまけに、中庭の噴水がとっても素敵なんですよね。(トコ)
The Centre of Attentionの新しい企画「Email
Art」なるもので、期間中ここのサイトでメルアドを登録しとくと、毎週一本ずつメールでアートが届くっていう仕組み。公募も受け付けているので、自分も発信したい!という方はトライしてみては?最後の週の作品は、公募者のなかから選ばれるそうですよ。
ちなみに、第一週目はSylvie Fleuryのかなりコミックな画像「IN THE DISTANCE FROGS CROAK IN THE MOUNTAIN
RICE FIELDS,」でした。なんとなく響きが俳句っぽいタイトルですねぇ〜。あちらのサイトにサムネイル画像が載っています。
でも、今回の作品が裸の女の子ばかりだからと言って、カーンを単なるポルノ・カメラマンと思うなかれ。実は彼、知る人ぞ知るN.Y.で80年代前半に起きたポスト・パンク・ムーブメント「Cinema
of Transgression」のキーメンバーだったりするのです。ドラッグ、セックス、バイオレンス盛りだくさんの彼のインディー映画は、それまでの現代アートの常識を打ち破る新境地として当時から今日まで多くのアーティストから支持を得ているのです。(トコ)
Artist←→Model、02/07/19-02/09/08、ICA
Fergus Greerのサイトへ
Richard Karnのサイトへ
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