7月31日
セザンヌの山が焼け野原に
セザンヌが生涯に渡り描きつづけたことで知られるサント・ヴィクトワール山。この山がある南仏プロバンス地方でここ数日、近年最大規模の山火事が発生し、今日の新聞の第一面を飾っています。
山火事はヨーロッパを直撃している干ばつの影響とこの土地特有の季節風ミストラルに煽られ、700人の消防士が出動して消火活動にあたっているということ。29箇所でほぼ同時に始まったことから原因は放火とみられ、容疑者の一人が逮捕されたもようです。が、すでに約80,000ヘクタールの山林が焼けてしまい、セザンヌが愛した風光明媚な景色は跡形もなくなってしまったようです。
The Timesの記事はこちら
7月30日
オープニングレポート 第一弾
毎晩9時まで昼間のように明るいせいか、オープニングへのフットワークが軽快なこの頃。勢いに乗ってほんの思いつきで、お邪魔させて戴いたショーをレポートしてみます。
まずはEconomist Plaza で昨夜開かれた加賀田恭子 さんのショーにお邪魔。こちらの会場は、英国が世界に誇る経済週刊誌「The
Economist」の建物で、著名な建築家ピーター+アリソン・スミッソンが設計したことでも有名なところ(今年12月にデザインミュージアムでスミッソンの展覧会が開かれます)。
なぜこんな出版社にギャラリーがあるのかと言うと、実はそのバックにはContemporary Art Societyという現代アートを企業にプロモートしている団体が控えていて、作家に発表の場を提供する目的でここのスペースを借りているのです。老舗ギャラリー街が近くにあるこの地域で貸しギャラリーを借りると週3000ポンド位はしてしまいますが、ここでは無料なうえに、多少の補助金と様々なサポートも受けられ、この界隈ではかなりユニークな存在です。
さてお邪魔した展示のほうですが、今回はL字型の広いスペースを使ってファッションとインスタレーションのあいの子「Infinity Wear」が発表されていました。ダンボール製の巨大な糸巻きから20メートルは軽く超える布がキャットウォークのように伸び、その上にブティックのショーウィンドーのように洋服を飾ったマネキンが整列していました。
実はかなり凝った作品で、床に敷いた長い布は沢山の古着を縫い合わせて作ったもの(薄いカバーが掛けられています)、着せられた服は幅15センチの一本の布を巻きつけたものということ。ただの帯状の布のはずなのに、マネキンに着せられた服はバリエーション様々の立派なドレス。脱いだあとは付属の糸巻きに巻いて収納というコンパクトさ。おまけに着方のインストラクションまでもが置かれていました。
会場に来ていたファッション業界のある女性は「ジッパーで繋いだ服なら知っているけど、こういうのは初めて」とコメント。私は「これってここで売っているの?」と聞きたくなるようなブティックそのままのような展示のし方に、ファッションビジネスとアートの交差点に立っているような不思議な気分に。
ワインもすすみ雰囲気がまったりとしてきた頃、「Infinity Wear」を纏ったクラッシック・ミュージシャンが登場し、パーティーはクライマックスに。加賀田さんとは以前に何度かお会いしたことがあり、作品についてもお話を伺っていたのですが、やはり百聞は一見に如かずですね。デザインの現場で磨き上げられたプロの腕を堪能させて戴きました。(トコ)
加賀田恭子「Infinity Wear」、030730 - 030921 The Economist Plaza
加賀田さんのサイト
エコノミスト・プラザ前の広場では、Cathie Pilkington の立体が同時開催で展示されています。こちらも凄くいい線いってます。
7月28日
トラファルガー広場の4番目の台座
彫刻に見放された4番目の台座がまた話題になっています。19世紀半ばに完成したこちらの広場には、ネルソン提督碑を囲むように四隅に台座が置かれていますが、3体には勇猛果敢な武将の騎馬像が据えられているものの、残りの1体は予算がなかったとかで昔から空っぽのまま。それがどうしたことか20世紀も終わる頃になって、ロンドンを見舞った芸術復興を称える舞台として使われはじめ、ここ数年、Mark
Wallinger、Bill Woodrow、Rachel Whitereadなどの現代作家が次々と作品を披露してきました。 これも一段落し、台座はまたもぬけの殻に舞い戻り、去年のクイーン・マザー崩御時には、彼女こそ第4の台座に相応しい!として大衆紙Daily
Mailがキャンペーンを行ったりしました(ダイアナ妃が亡くなった時にも話が出たそうです)。が結局、また例によって現代作家の作品が展示されることに決定し、先週、候補者6名が発表されました:Chris
Burden, Sokari Douglas Camp, Stefan Gec, Sarah Lucas, Thomas Schutte and Marc
Quinn。投票には一般も参加できるようで、各作品の模型が今年12月から来年1月にかけてナショナルギャラリーで公開されされます。(トコ)
BBCの記事 を読む。
過去の作品はThe
Gurdianのサイト で見れます。 The
Guardian の、もしもエミンやレイチェルリードがクイーン・マザーの彫刻をデザインしたら?、という企画も結構いけます。
7月28日
エジンバラ公のポートレート
クイーン、クイーン・マザー、ダイアナ妃と、英国のロイヤル・ファミリーと言えば、生存していようといまいと女性が圧倒的人気のようですが、たまには男性が脚光を浴びることもあるようです。
今回スポットライトが当てられたのは、クウィーンのご主人であるエジンバラ公フィリップ殿下。新たにコミッションされた肖像画が先週発表されたのですが、これがどうもお気に召さなかったよう。大役の任を仰せつかった画家は二年前のBP
Portrait Award受賞者Stuart Pearson Wright氏で、モデルの身体的特徴を縦に引き伸ばした独特な作風で知られる作家。Pearson氏の人選は殿下自らが決められたことのようですが、殿下の肖像画にも引き伸ばし効果が顕著に見られ、そこがどうもお気に召さなかったよう。
でも実は更に興味深いことにこの作品は2番目の作品で、最初に描いた全身像の方はロイヤル・ファミリーの面々に「inappropriate(不適切)」とみなされ却下されてしまったとのこと。その理由は明らかにされていませんが、氏が殿下に似ていると思いますかと伺った時に、似てない事を祈るよ、という返事が返ってきたという話から何となく想像がつきます。ということで、1作目が4時間という短時間の謁見で描いたものなら、2作目の方は1作目を撮った写真を見ながら描いたという苦作。描かれる方も不安や不満があるのでしょうが、描く方も相手が高貴な方となると苦労がひとしおのようですね。(トコ)
画像はBBCのサイト で見れます。
ルシアン・フロイドが描いたクウィーン像 と見比べるのも面白いかも。。。
7月27日
展覧会レビュー
遺体写真を集めた展覧会がPhotographers's
Galleryでスタートしました。さっそくレビュー を載せましたのでどうぞ。
7月23日
ギャラリー最新情報:イーストエンド編
今年に入ってNylonやFive
Yearsなどのギャラリーがなくなり勢いに翳りが感じられたイーストエンドですが、ここ最近またニューフェースが続々と登場し、最前線としての意地を見せてくれました。まずはオールドストリート界隈を中心に、新参組みの中から注目の4軒をご紹介しましょう。
まず最初は、City Road裏手の小道Dingly Roadに登場したアーティスト・ラン・スペース、City Radio Cars 。大昔はパブ、その後はタクシー会社だったと言うこちらは、若手アーティストGareth
FoxとAlex Hepburnが運営するスペースで、活動を始めてすでに1年近くも経つとのこと。空き家同然に放置されていた建物を展示スペースにできないものかと、建物のオーナーに掛け合い自分達の手で改造してしまったそうです。建物は外から見るとビクトリア朝の立派な造りですが、内装は安っぽい木目調のフォーマイカが壁を囲むキッチュな空間。天井の一部が大きく剥けていたり、崩れ落ちそうな階段を下りていくと地下が床下のようだったりと、オルタナティブ度の高い空間となっています。(実はこれでもかなり手が入っているようで、最初は電気さえもなかったそうです)
二軒目はホックストン・スクウェアのすぐ横丁に去年11月にオープンしたScout 。こちらは写真を専門とするスペースで、従来の写真という概念に囚われない斬新な作品の紹介と販売をミッションにしています。どうかすると見過してしまいそうなほど小さい入り口から入ると、意外や意外!中には程よいサイズの展示室が広がり、剥き出しのレンガの壁がクールで、天井からは自然光が差し込みかなりいい雰囲気。スタートは好調なようで、「日本からもPopeyeやVogueが取材に来たよ」とギャラリーのSimonさん。今回はVogueなどのファッション誌で人気の写真家&アニメーター、Felix
Larherのショーが開催されていました。 次はScoutから歩いて3分くらい先にあるStore で、先月下旬にオープンしたばかりのニューフェース(Hoxton
Distilleryの数軒隣です)。こちらの運営者はLouise HaywardとNiru Ratnamの二人で、商業ギャラリーとプロジェクト・スペースの中間が狙いとのこと。オープニングのショーは、90年代後半にアンダーウッドストリートあたりで暴れまくってた4人組アーティストユニットBANKのメンバー二人、Simon
BedwellとMilly Thompson。展示作品は、彼らの解散を記録するセルフポートレート3点で、ゴミ溜めのようなぼろぼろのスタジオで、二人が怪しげなマスクをかぶり原始人のような格好をして写っています。スタジオを引き払った最後日に撮った写真だそうです。
最後は、Storeから更に10分程のところに今月オープンしたDavid Risley Gallery 。場所はKingsland
RdにあるGeffrye Museumを通り越して、その先のLaburnum Stを曲がって数分行ったところ(ギャラリーの梯子をしないで直接行かれる方は、バスを利用されることをお勧めします)。こちらは元Zwemmer
Galleryのディレクター、Davidさんが運営するギャラリー。工場か倉庫だったところを改造したスペースは、天井の梁が立派なゆったりとした木造インテリア。私が訪れたときには、かつて運搬用に使われていた庭に面した大扉が開け放たれていて、そこから自然光がたっぷりと降り注ぎとても新鮮に感じました。錆々の鉄門をくぐって敷地に入ったり、古びた木の階段を上って展示室に行くあたりも、普通のギャラリーとは一風変わっていて面白かったりします。錆びた赤茶の門が目印です。
(トコ) City Radio Cars
Scout
Store
David Risley Gallery
7月21日
展覧会:日本人編
大型美術館では写真展たけなわのロンドンですが、今月から来月にかけてあちこちのギャラリーで、日本人作家が結構な数登場します。と言うことで今回は、在日在英を問わず、こちらで個展が開催される日本人作家に焦点を当ててみました。
まずは、イーストエンドに今月オープンしたDavid Risley Galleryで、現在個展が開催中の近藤正勝 さん。近藤さんと言えば、これまでVictoria
Miro Gallery, Zwemmer Gallery, Pump House Galleryなどで紹介され、ロンドンの現代アート界の中では一目置かれている存在。そんな近藤さんの今回のショー「Botany」は、ギャラリーのオープニングを飾るに相応しく、美麗かつ精緻な新作6点がゆったりとした空間を彩りとても華やかな感じ。ジャンルはこれまでと同じく風景画ですが、具象と抽象、自然と人工、現実と非現実が共存する独自の世界が追求されています。
ウェストエンドのど真ん中、ホテルリッツ裏手のエコノミストプラザでは、今月30日から加賀田恭子 さんのロンドンデビュー展が開催されます。加賀田さんは横浜の山下町にオフィスを構えるグラフィックデザイナーですが、去年2月の銀座での個展以来、現代アートでも頭角を現している作家の一人。今回の展示では、私達が認識する服と服飾産業のあり方についてメスを入れる「Infinity
Wear」が発表されます。一本の使い古しの布からできたシンプルな服、それらが集まったダイナミックなインスタレーション。オープニングの29日には、「Infinity
Wear」を纏ったミュージシャンによるパフォーマンスも行われます。 オールドストリートにあるアーティスト本の専門店Bookartbookshopでは、8月8日から長靖 さんの「MYCooK」展が開催されます。つくば市在住の長さんは、出版名義「Laughter」としてこれまで沢山の手作り本を制作してきたアーティスト。「既存の出版形式にとらわれない、やわらかさと意思をもつ出版を基調としています」と語る長さんの作品は、チラシやカタログなどそこら辺によくある印刷物を、カラーコピー機やインクジェットプリンターなどこれまたよくある機材を使って印刷したもの。今回はMark
Pawson氏のコーディネートのもと、店内とショーウィンドーを使用し、新作「MYCooK」およびこれまでの作品が展示されます。 そして最後は、「Tokyo
Style」の著者でジャーナリスト、ライター、編集者として活躍する都築響一 さんで、ロンドンのギャラリー二箇所に登場します。まず最初はあのWhite
Cubeの新スペースInside the White Cubeで、8月6日から個展「Image Club」が始まります。写真280点がスライド映写という形で発表されるそうです(Image
Clubとはイメクラの正式な呼び名で、同タイトルの本が先月アムズ・アーツ・プレスから出版されています)。さらに9月25日からは、レスター・スクウェアにあるPhotographers'
Galleryでも個展が開催されます。日本人の個展は91年以来12年振りというこちらでは、つい先頃パリの国立写真センターで発表された「Happy Victims」が展示されるとのこと。楽しみですね。(トコ)
□近藤正勝「Botany」、030703 - 030809 David Risley Gallery
□加賀田恭子「Infinity Wear」、030730 - 030921 The Economist Plaza
□長靖「MYCooK」、030808 - 030831 Bookartbookshop
□都築響一 「Image Club」、030806 - 030830 Inside the White Cube
「Happy Victims」、030925 - 031116 Photographers' Gallery
7月18日
展覧会情報
まずは、最近みた展覧会の中からお勧めを二本をピックアップしてみました。タイトルは「バーバラ・クルーガー」と「サーペンタイン・パビリオン」。左のサムネイル写真をクリックしてください。(カレンダーボタンのすぐ下の二つです)
「ウェストエンドで展覧会 」:7月5日の日誌で紹介したショーを含め、15件を掲載。注目はTimothy
Taylor Galleryで昨日から始まった「Mario Testino」展、Lisson Galleryの「The
Distance between Me and You 」展あたり。 「テムズの南側 」:夏恒例となったMuseum
of Garden Historyでの企画、暫くお休みしてたEssorがUnion Projectsと名前を変えて送るプロジェクトなど。
7月8日
展覧会情報
展覧会リストをアップしました。今回は、メジャー展示スペースとイーストエンド。
「メジャー展示スペース 」:夏の恒例サーペンタイン・パビリオンのほか、ロイヤルアカデミーのサマー・エキシビションなど6件を追加。
「イーストエンドの展覧会 」:こちらは今回は、フォグレス初登場のギャラリーがなんと6件も。オールドストリート界隈にCity
Radio Cars, Paul Stopler, Storeなど3軒が新たにオープン。ベスナルグリーンにはOxford House、コロンビアワーフにはDavid
Risleyが、ダルストンにはRockwelが登場。(いや〜、こんなにハイテンポだと、ついていくのが大変だったりします…。行かれた方、是非、感想を聞かせて下さいね!)
7月5日
ウェストエンドで展覧会
久々にウェストエンドを廻りましたが、今日は土曜日とあってこの界隈のギャラリーの多くが午後1時でクローズ。ということで週末にしては若干早起きし、そそくさと観光客で賑わうグリーンパークへ直行。威厳に満ちたホテルリッツを背に、まずはBerkeley
Streetからスタートしました。 ここの12番にあるのが、今年2月に華々しくオープンしたSpruth Magers Lee。ウェストエンド界隈でもっぱら敏腕との評判のLee氏(もと11
Duke Street, Anythony d'Offay Gallery)とドイツのギャラリスト二人が共同で経営するギャラリーです。ここで現在開催中なのが、今月のArt
Reviewの表紙にも取り上げられているBarbara Kruger の個展で、イメージと言葉が一体化したダイナミックなインスタレーションを発表しています。彼女が関心をよせるジェンダーを巡るコメントは今回はやや控えめなものの、その卓越したビジュアルパワーでギャラリーが強烈な洗脳空間へと変貌。(彼女の二年前のSLGでの個展についてはこちら でみれます)
コークストリート界隈では、R・Motherwell (Bernard Jacobson)やV・Vasarely (Robert
Sandelson、 本日で終了)ら有名作家から、近年上り坂にある写真作家S・Bonnell (Hirschl)の個展、若手映像作家を集めたグループ展、とバラエティ豊富な取り合わせでした。なかでも印象的だったのが、去年のV&Aでの写真展「Seeing
Things」のポスターに採用されたボネールの展示で、自然のなかで日用品がシュールに息づく様が一風変わっていてなかなかでした。(写真に写っている未確認飛行物体のようなものは、実はゼリーの容器やらボトルやらごくありふれた物でした。画像はギャラリーのサイトで見れます)
Entwistleで開催中の映像展「Paris is Burning 」も見ごたえがありました。こちらのショーはジェニー・リヴィングストンの同題のドキュメンタリー映画('90)からそのエッセンスを拝借したもので、ドキュメンタリー映像でありながらも作家の手を経て現実が非現実へと転じている若手作家に焦点を置いていました。Beck's
Future 2002、テートブリテンのDays Like Theseと快調なOliver Payne and Nick Relph の「House
and Garage」、Daria Martin のダンス、パンク、抽象的フォルムがシュールかつ美麗に融合された16mmフィルム「Birds」などが上映されていました。(「Birds」はお勧めです)
洗練された平面作品が見たい!という方は、Stephen Friedmanで開催中のJim Hodges がお勧めかもしれません。今回、メインギャラリーに展示された3点の作品は、遠目には風景やパターン調の絵画に見えるのですが、近付いて見てみると実は紙を刻んだり、刺繍したり、鏡に切り込みを入れて描写した細工の利いた平面作品でした。この様々なメディアを駆使した遊び心もさることながら、このギャラリーならではの華やかさと繊細さが作品にはあり、目を非常に楽しませてくれます。(ディグリーショーっぽい感じのAsprey
Jacquesのあとに行ったので、余計そう感じたのかもしれません。ちなみにAspreyでは、今年のBeck'sの受賞者Rosalind Nashasibi のウェスト・バンクで撮影した映像が見れます。)
ギャラリーツアーの最後は、今年春にConduit
Streetにオープンした展示スペースSketch。こちらはConran Shopの三、四軒隣のビルにあり、かなり高級なケーキ屋さんと「2001年宇宙の旅」みたいなダイナーが一緒に入っています(展示室へはこのレストラン経由でいきます)。ここのスペースは、こんな一等地にこんな広い空きスペースがあっても良いの?と聞きたくなるくらい広く、その最大の売りは壁四面を360度隙間なく囲む巨大スクリーン。よって、企画はその個性を最大限に活かせる映像が中心で、春のオープニングにはV&AとタイアップしてGuy
Bourdinの映像作品を上映しました。今回は既存の映画を使って作品づくりをする作家7名を集めた「Anemic Cinema 」を開催(AnemicはCinemaのアナグラムで、デュシャンが同題の16mmフィルムを撮っています)。自由自在に切って組み合わされたコラージュ映像には、DJのよってリミックスされた音楽を彷彿させるところがあり、なかなか興味深く感じました。(Graham
Gussin , Ellen Cantor , Joao Onofre などが参加。残念ながらこちらのショーは本日で終了しました)(トコ)
Spruth Magers Lee
Bernard Jacobson Gallery
Robert Sandelson
Hirschl
Entwistle
Stephen Friedman Gallery
Asprey Jacques
Sketch
7月3日
展覧会レビュー
美大に入り浸っているうちに、いつのまにか7月になってしまいました。ここら辺でちょっと気分を変え、最近観たショーのレビューをアップしてみました。
「The
Art of Chess 」:先週から始まったこちらの展覧会は、アートとチェスの緊密な関係を辿るもの。マルセル・デュシャン、マン・レイなどモダン期の大物から、デミアン・ハースト、チャプマン兄弟など今日のトップアーティストまで19人の作品が集合。
「Genesis
P-Orridge 」:パンク・ミュージシャンとして知られるジェネシスP・オリッジ(スロッビング・グリッスル、サイキックTV)の個展をレポート。
上の「The Art of Chess」展を観にいったついでに、同じ敷地内にある懐かしの古巣、コートールドのギャラリーにも立ち寄ってみたのですが、暫く行かないうちにに二階のレイアウトがすっかり変わっていました。昔、マネの「フォリー=ベルジェールのバー」などが展示されてた大展示室が小部屋に分けられ、お得意の印象派のほか、ブラマンクら野獣派、レジェやドローネーら20世紀初頭のフランスの画家、カンディンスキーなどが加わっていました。5ポンドしますが、結構おすすめです。詳しくはこちら で。
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