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3月31日 | 展覧会レヴュー | |||||||||
| ■ 先週から始まったサーチ・ギャラリーの「New Blood」展をレポート。コンラッド・ショークロス、ブライアン・グリフィス、土屋信子ら若手作家24名を紹介するこの春注目の展覧会。今回も撮影は栗田さん。 ■
テキスタイル系アートが気になる最近のロンドン。こちらのレビューでは、「編み物クラブ」の主催者Cast Offとクラフツ・カウンシルで開催中の「Boys Who
Sew」展をご紹介。こちらからどうぞ。 | ||||||||||
| 3月16日 |
トラファルガー広場でアート・イベント | |||||||||
「One
Million Years」が最初に制作されたのは、今から30年以上も前の1970年。この作品は、タイプライターで紀元前998,031年から1969までを記録した「過去」編と、1980年から1,001,980年をまで記録した「未来」編から構成され、全部で10冊の本にまとめられているという。トラファルガー広場でのイベントでは、これらの本に書かれた年号を男女が読み上げるライブ・パフォーマンスの形で披露される。詳細はこちらで。 ■ トラファルガー広場で忘れてならないのが、数年前から現代美術家の腕の見せ所として注目をあつめている四番目の台座(the forth plinth)。その次の展示者をめぐりナショナル・ギャラリーで候補者6名の模型が展示中だが、昨日15日、マーク・クイン(Marc Quinn)とトーマス・シュッテ(Thomas Schutte)の二人に決定したとの発表があった。 2005年春から展示が始まるクインの作品は、以前ホワイト・キューブでも発表された、妊娠八ヶ月の女性を模った大理石の彫刻「Alison Lapper Pregnant」。彫刻のモデルになった女性は、両腕がなく、両足も異常に短いという、生まれつきの障害を持つアリソン・ラッパー。トラファルガー広場という場所に相応しく、その姿が4.5メートルもの巨大像となって登場する。そう言えば確かネルソン提督も片腕がありませんでしたね。 クインに続き2006年夏から展示されるトーマス・シュッテの「Hotel for the Birds」は、カラフルな透明アクリル樹脂シートから成るモダン建築物のような作品。広場に群がる鳩たちの住処にしては美しすぎるといった感じだが、この対比がまた良いのかもしれない。お目にかかれるのは、まだまだ先のことですが。(トコ) 画像がThe
Guardianのサイトに掲載されています。 | ||||||||||
| 3月12日 |
今週の展覧会etc. | |||||||||
詳細は次回にするとして、見逃してもらいたくないデミアン・ハーストの「The Collector」について一言。彼の定番ガラスのケースを使用したこの立体は、色とりどりの花に囲まれて研究をする学者を緻密かつ鮮やかに描いた一点。でもその美しさもさることながら、気になるのが「コレクター」という題名。誰とは書かれていないものの、頭に浮かぶのはあの人ひとり。この点を踏まえたうえで見ると、ハーストの某コレクターに対する複雑な心境が伝わってくるようで見ごたえがある。詳しくはいずれまた。
スタンフェルドは同じく今回ノミネートされていたロバート・アダムスと並び、70年代米国に現れた風景写真家の一派「ニュー・トポグラフィックス」の写真家として知られる。また、風景写真に色を取り入れたカラー写真の先駆者のひとりとしても評価されている。 代表作の「American
Prospects」は、1978年から8年間、キャンピングカーでアメリカ国内を旅しながら街が田舎へと変わる地点を写しつづけた写真シリーズ。近年の作品「Walking
the High Line」シリーズは、ニューヨークの使われてない線路地帯を写したもので、それらの写真の裏には、雑草が生い茂るこれらの緑地帯を都会のオアシスとして保存しようという写真家の想いが込められている。レビューはこちら。(トコ) | ||||||||||
| 3月12日 | ||||||||||
| ロンドン警視庁の捜査官が、幼児の裸体写真を展示していたロンドン東部のスピッツ・ギャラリーに、取り調べのため出向いていたことが英国のメディアによって明らかにされた。 ギャラリー側の判断によって既に展示が中止済みの問題の作品は、アメリカ人作家、ベッツィー・シュナイダー(Betsy Schneider)さんが自分の娘を撮影した裸体写真190点あまり。 娘のマデリンを出産した時から毎日二度、数年がかりで撮った今回の作品についてシュナイダーさんは、「彼女を記録に残したかったんです:彼女が成長していくのをただ記録しておきたかったんです」とインディペンデント紙に語っている。 スピッツ・ギャラリーでの展示は、生後九ヶ月、二歳、五歳の三ステージに集中し、各ステージ63枚のスナップ写真で構成されていた。鑑賞者およびギャラリー側に警戒心を抱かせ展示を中止に導いたのは、主にこの五歳の時の写真だったと報道されている。 このような事態に発展したことに対しシュナイダーさんは、「私は自分の作品によって思考が刺激させることを望んでいます。それが美術家としての私達が求めることなので、この展覧会がまったく問題を起さないとは思っていませんでしたが、こんなに大きな問題になるとは思っていませんでした」とその心境を語っている。 今回の展示はギャラリーの介入なしに作家個人によって企画とキュレーションが行われた。展示は7日の午前中に始まり、すでに数百名の鑑賞者が訪れた同日の午後、ギャラリー側が法的な助言を受けるために警察に連絡を取ったものと報道されている。 今回の出来事は、二年前、サーチギャラリーの「I am a Camera」展で、同じく自らの娘と息子の裸体を展示し捜査の対象となったアメリカ人写真家ティエルニー・ギアロン(Tierney Gearon)を思い起こさせる。 ギアロンの時も猥褻出版物の捜査官による調査が入り、当時の文化大臣からも発言があるなど大騒ぎされたが、ギャラリー側は作品の取り下げを断固として拒絶。検察庁による調査の結果、幼児保護法に違反するものでなないとして展示続行が許可された。(トコ) 参考記事: | ||||||||||
| 3月3日 | ||||||||||
■ あの地味なヘイワードが・・・と少々驚いたのが、このリキテンシュタイン展用に会場内に特別にショップが設けられていたこと。Tシャツにノート、ポスターにポストカード、山のような書籍類とすべてリキテンシュタインずくし。図版の充実した展覧会カタログも特別価格の19.99ポンドで販売されています(定価30ポンド)。今回の展示から開館時間が以下のように変更になりましたのでご注意を。 ■ 帰りがけに久々にカウンティー・ホールに寄ってみると、こちらではサーチ・ギャラリーのスタッフが通行人にディスカウント・カードを配っているという珍しい光景。カードはデミアン・ハーストの「羊」とトレイシー・エミンの「ベッド」が印刷されたもので、これをギャラリーに持っていくと、入館料が二ポンド割引になり、別の作家のポストカードも貰えるということ。先日、去年4月の開館以来50万人を越える観客が訪れたという発表がありましたが、もともとの目標は年間75万人。一周年まで秒読み段階に入り、ラストスパートをかけ始めたというところでしょうか・・・。(でも今日からテート・ブリテンでYBA展が始まるので、また競争が厳しくなりそうです) ■
来場者数といえば、サーペンタイン・ギャラリーからは去年一年間で数字が二割り増しになったとの良い報告。開館者増しに大きく貢献したのが、去年夏のオスカー・ニーマイヤーによるサーペンタイン・パビリオンと、シンディ・シャーマン展のダブル企画だったということ。現在開催中の「State
of Play」展も好調なようです。 | ||||||||||