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ガラクタパラダイス 2000年にターナー賞にノミネートされた高橋知子が、4年振りにロンドンに登場。会場のサーペンタイン・ギャラリーに四週間も寝泊りして作った今回の作品は、オモチャやゲーム7600個を集めたガラクタパラダイス。レゴ、パズル、トランプ、ボードゲームなどの小物からコンピュータースクリーン、テーブル、流しなどの粗大ゴミ級までが床一面を覆う展示は、まさに圧巻。ユニークなことに展示最終日の4月10日には、好きなガラクタのお持ち帰りOKという気前の良さ。これは見逃せない! | |
Tomoko
Takahashi My play-station at serpentine 2005 - kitchen/headquarters Installation
at Serpentine Gallery, London (North Gallery) © 2005 Tomoko Takahashi Photo:
Stephen White | Tomoko
Takahashi @ Serpentine Gallery 050222-050410
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MVRDVのサーペンタイン・パビリオン中止に 実はこのガラクタパラダイス、当初の予定ではMVRDVのお山の中にできる予定だった(詳しくは1月5日付けの日誌で)。が、ギャラリーを山で囲んでしまおうという案は少し大胆すぎたようで、残念ながらお流れになってしまった。
その代わりに選ばれたのが、ポルトにあるセラルヴェス美術館の設計などで知られるポルトガルの建築家アルヴァロ・シザと彼の長年のコラボレーターのエドゥアルド・ソウト・デ・モウラの二人。英国に彼らの建築物が建つのは今回が初めてということ。
公開時期についてはまだ未定だが、リリースに「サマー・パビリオン」と書かれているところを見ると、一応この夏と期待してよさそうだ。公開を一年近くずらしてまで実現しようとしたMVRDVの設計案がお流れになってしまったのは残念なことだが、ギャラリー側は完全に諦めたわけではないようで、今後も検討を続けるつもりとの意思表示をみせている。
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カラヴァッジョ:殺人から死への旅 人殺し。ゲイ?それともバイ?などと下世話な話題に事欠かないカラヴァッジョこと、ミケランジェロ・メリーシ・ダ・カラヴァッジョの展覧会が、トラファルガー広場に面する
ナショナル・ギャラリーで始まった。
16枚の絵画で構成された展示は、二枚の『エマオの晩餐』 ―― 若さ溢れる1601年作と殺人を犯した後の1606年作
―― の対比で始まり、その後ローマを離れナポリ、マルタ、シチリアと逃亡し続けたカラヴァッジョの最後の4年間にスポットを当てている。 | |
Michelangelo
Merisi da Caravaggio David with the Head of Goliath, 1606-10 oil on canvas
125x101cm Museo Galleria Borghese, Rome, inv. 455 © 1990, Photo SCALA,
Florence - licensed by the Ministero per i Beni e le Attivita Culturali |
名作揃いの展示から敢えてハイライトを選ぶならば、今回初めてイタリア国外に持ち出された祭壇画『羊飼いの礼拝』(Messina
Galleria Regionale、展示室4)、自らをゴリアテとして描いた自画像入りの神話画『ゴリアテの首を持つダヴィデ』(Borghese Gallery,
Rome、展示室6)のあたり。
殺人後に時代を限定しているため、逃亡生活に入る前に描かれた『メデューサ』や『果物籠を持つ少年』などの彼のイコン作品が見れないのが少々残念だが、それでも見ごたえはお釣りが貰えそうなくらい十分。画家の波乱万丈な人生にどっぷりと絡めた展示構成になっているので、オーディオガイドを聞きながら観られることをお勧めする。解説が細かくて分かり易い。 Caravaggio:
The Final Years @ National Gallery 050223 - 050522
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ケイト・モスの裸婦像 行き先は日本? ルシアン・フロイドによるケイト・モスの裸婦像が今月9日、ロンドンのクリスティーズで393万ポンド(約7億7200万円)で落札され話題になった。
激戦の末これを手に入れた落札者は、電話で入札した匿名のコレクターとのことだったが、そのコレクターの代理を務めたのが同オークションハウスの東京オフィスであることが今月のThe
Art Newspaperによって明らかにされた。落札者の名前は明かされていないものの、絵画の行き先を暗示するように、代理人を務めた日本人女性の名前が挙げられている。
モス自身が落札者ではないかという噂まで飛び交ったこの作品は、ベッドに横たわる妊娠初期のモスの全裸像を描いたもの。著名人を描かないことで知られるフロイドが彼女を描くことになったのは、彼女の当時のボーイフレンドが編集長を務めていた『Dazed
& Confused』誌で彼女がフロイドのモデルになりたいと言ったのが始まり。それを読んだ画家自身が彼女にコンタクトを取ったと言われている。
ちなみにこのケイト・モスの裸婦像、フロイドのオークション最高値を付けるのではないかと期待されていたが、残念ながら今回は実現ならず。最高値を付けたのは、その約20分前に415万ポンド(約8億4300万円)で落札されたフロイドの別の絵画『A
Red-haired Man on a Chair』の方だった。
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サーチ ミュエクもダンプ デミアン・ハーストの『鮫』に続き、サーチ・ギャラリーの看板作家のひとりロン・ミュエクが今度は槍玉に。The
Art Newspaperによると、つい先月まで円形大ホールにあったミュエクの巨大セルフポートレート『Mask』と、リアリズムを追求した現代版天使『Angel』の二点が、既にアメリカのコレクターの手に渡ったとか。また、『Pinocchio』と『Dead
Dad』についてもすでにディーラーが買い手探しに動き出しているという話。 | |
 Ron
Mueck Pinocchio, 1996 84 x 20 x 18 cm The Saatchi Collection, London Photo:
Toyoko Ito
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サーチによるYBA放出が進む一方で、デミアン・ハーストの募金箱を抱えた巨大少女像『Charity』が、韓国の美術品蒐集家スィー・キムの待つアラリオ・ギャラリーにまもなく到着するとか。デパート、映画館、レストランなどを傘下に収めるキム氏のアラリオ社では、『Charity』到着を記念し来月4日から6日まで全社をあげての特別セールを企画中(詳細はThe
Art Newspaperで)。キム氏については2004年1月13日付けの日誌で。
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エミン 60,000ポンドの雀 トレイシー・エミンのパブリック・アート第一号が今月24日、リバプール市内の広場で公開された。
ブロンズ製の棒の先にスズメが一羽とまっただけのこの作品は、リバプールを中心とする英国北西部の美術のワンデイイベントart05の一環として、作家がBBCからコミッションを受けて制作したもの。
この作品、コミッション費用60,000ポンド(約1200万円)という立派な金額にもかかわらず、立つ場所によっては鳥がまったく見えなくなってしまうという恐ろしくシンプルなもの。ここまで単純なものを差し出されると、作家に支払われた総額と材料費の格差につまずく人も結構いるようでBBCのサイトで議論が盛り上がっている。(トコ)
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