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6月24日 | アート・バーゼルetc | ||||||||||||||||||||
この遊園地ムードと並んで目立っていたのが、隣国ドイツの熱気に押されてサッカー。今年からVIPルームとカフェがある中庭にスクリーンが設置され、ワールドカップの試合模様が連日上映されると同時に、サッカー場でもイベントを開催。今期で引退すると表明したフランスの英雄ジネディーヌ・ジダンのプレイを17台の特殊カメラで追った、ダグラス・ゴードンとフィリップ・パレーノの映画が15日の晩、ヘルツォーク&ド・ムーロン設計のサンヤコブ競技場でプレミア上映。移動したホテルのチェックインを済ませるために、私はやむなく途中で退散したが、上映が終ったときにはすっかり12時を回っていたという話。この時間にして4000人もの観客が訪れたというからスゴイ。
アリスの作品で興味深かったのが、モチーフにおけるサラリーマンの頻発と、コンテンポラリーな手法に似合わないシュールレアリズム的なモチーフ遊び。金髪のカツラで顔を覆ったリーマンが考えるポーズを取っている。革靴のなかに片手を突っ込んだリーマンが机に向かっている。というのが定番的な構図。何となくルネ・マグリットっぽいなと思ったら(ボーラーハットの下から覗く青リンゴで隠された男の顔みたいな)、アリスもベルギー人だった。でも一体、オマージュなのか揶揄なのか。ジャンブルセールのように重ねて置かれた展示を見ると後者のように感じらなくもないが、この展示のしかたがまた新鮮。ビジュアル的にも魅力的であったりする。もしかしたら、サラリーマンの心の内にたまったフラストレーションを、シュールなモードを借りて描かせたのかもしれないし、ただ単にメキシコ・シティーに沢山あるという男性が登場する看板をパロッタのかもしれないが、彼らの病んだムードが妙に引っかかった。(以上、トコ)
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| 6月12日 | |||||||||||||||||||||
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リンクのページにサイト追加 今年も去年同様おとなしめ。また同じく、絵画、映像、インスタレーション、彫刻とバランスのとれた選出。バーゼルのクンストハーレとロンドンのグリングラッシでの展示が評価されて選ばれたトマ・アブツは、去年のジリアン・カーネギー同様、ターナー賞には珍しく「絵」一筋の作家。デザイン性の高い抽象画と得意とする。 今年最年少のマーク・ティッチナーは、キッチュなスローガンと、ポップでオップで呪術めいたインスタレーションを得意とする作家。アーノルフィニでの個展が評価されて選ばれて選出。実はこのティッチナー、フォグレスを立ち上げたばかりの頃にその突飛なインスタレーションに感動してレビューを書いたことのある、私にとっては思い出の作家。嬉しいことについ先日、アーティストの土屋信子氏の紹介でその頃&最近の話を聞くことができた(二人はギリシャの展覧会で一緒に展示している仲間)。ちなみにターナー賞ノミネートの連絡は、テートの館長、ニコラス・セロータ氏自らが電話で知らせてくれたという。「そんなフレンドリーでいいの?」って驚くほどイギリス的。 最後のレベッカ・ウォレンは、2003年のサーチ・ギャラリーでのメジャーデビュー以来、ブリティッシュ・アート・ショウ6、テート・トリエンナーレと絶好調の若手作家のひとり。トリエンナーレと、ケルンとNYの個展での展示が評価されて選出。台車に乗ったおぼろげに人の形とわかる石膏彫刻を得意としている。ドガのバレリーナの絵画に影響を受けているとか。詳しくはこちらで。(トコ)
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