パレスティナ生まれNY在住の作家、エミリー・ジャシールの展示品は、現在進行中のプロジェクト『Material for a Film』(映画のための素材)。1972年にローマでイスラエルの対外諜報部員により暗殺された文筆家のワエル・ズワイテルの人物像が、写真やメモ、それらの解説により再構築された作品になる。
Emily Jacir,
Material for a film
Courtesy: the artist and Alexander and Bonin Gallery, New York
■ PULSE London
マイアミベースのPULSEコンテンポラリー・アート・フェアがロンドン版を11日から開くことになった。場所は去年YEAR 06が開催されたラッセル・スクウェアのMary
Ward House。全部で画廊40団体が出展するが、英国勢の参加はなしで、米国、ヨーロッパ、アジアと全てが国外の画廊。DNA
Gallery (ベルリン)、Max Protetch (NY)、White Space (北京)など。今年はscopeがなくて寂しいなと思っていたら、新顔の登場。アートコレクターもアートライターもこの時期は体力勝負のよう。
会期:10月11日から10月14日まで
会場:Mary Ward House, 5-7 Tavistock Place, London WC1H 9SN
詳しくは団体のサイトにて
■ Sadie Coles 4箇所で個展開催!
ウェストエンドのへドン・ストリートに店を構える画廊Sadie Coles HQが今月から来月にかけ、ロンドン市内4箇所で個展を開催する。それも、マシュー・バーニー、ウルス・フィッシャー、ルドルフ・スティンゲル、クリスティアーナ・ソウロウという贅沢な顔ぶれ。ルドルフ・スティンゲル展が開かれるメイフェア、South
Audley Streetのスペースはセイディ・コールズの第二号店となる(残り二箇所は臨時スペース)。ちなみに、立体3点と写真1点からなるマシュー・バーニーの展示は、ノッティングヒルのGate
Picturehouseで上映中の『拘束のドローイング9』関連の作品になる。会場と展示内容は以下の通り。
Matthey Barney展より
Courtesy: Sadie Coles HQ
@ MATTHEW BARNEY
53 Central Street London EC1 (off-site)
10月2日から11月17日まで
A URS FISCHER
9 Balfour Mews London W1
10月11日から11月17日まで
B CHRISTIANA SOULOU
35 Heddon Street London W1
10月9日から11月24日まで
C RUDOLF STINGEL
69 South Audley Street London W1
10月13日から11月24日まで
Year 06。屋外で展示されていたキノコが生えたキリストの立体。目から赤い液体が流れていたのがグロテスク。
Photo: Toyoko Ito
■ Art London
今回で9回目を迎える古株フェアで、今年から10月開催に変更。チェルシーにあるロイヤル・ホスピタルを会場に、国内外の画廊75団体が参加。Marlborough
Fine Arts(ポーラ・レゴ、ブリジッド・ライリー)やAgnew's(17世紀〜20世紀絵画)など、老舗ギャラリーの参加が多いのが特徴。フェアと並行して国内における彫刻関連の資料保存機関であるCass
Sculpture Foundationによる特別展示も企画している。
会期:10月4日から8日
会場:The Royal Hospital, Chelsea, London SW3
詳しくは団体のサイトにて
Fist Power Series
No 9A by Zhao Fang, 2006
- Schoeni Art Gallery
Courtesy; Art London
■ The Free Art
Fair
会場にある作品はみんなタダ!最終日には来場者にぜんぶプレゼント!アートフェアの商業性に真っ向から挑戦するユニークなイベントが誕生した。その名も「Frieze」ならぬ「Free」アートフェア。会場はMarble
Arch駅近くSeymourSt.の特設会場。参加者はアーティスト・アノニマスやボブ&ロバータ・スミス、シャンタル・ジョフやマーカス・ヴェイターなどサーチ・ギャラリーやテートで展示経験のある作家ばかり。つまるところ、アートフェアという形にあやかった展覧会ということのようだ。
会期:10月8日から14日
会場:Seymour Place, Portman Village, London W1H
詳しくは団体のサイトにて
■ Pilot 3
こちらもフェアではなく展示イベントになるが、この時期のロンドン風物詩のひとつ。キュレーターや評論家などアートのプロ85名が、将来有望の若手作家をひとりずつ選んで展示するという趣旨。どちらかというとキュレーターのフォーラムみたいな感じ。今年はピムリコのテートブリテン並びにあるチェルシー・カレッジにて開催。
会期:10月11日から14日
会場:Triangle Gallery, Chelsea College of Art & Design, Millbank,
SW1P 4JU.
詳しくは団体のサイトにて
2005年のレポート(日誌)
(以上、トコ)
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